4月15日(日)は鬼鳥庵(きちょうあん)の文楽座学
『「彦山権現誓助太刀」聴きどころ見どころ』へ伺いました。

先生は大阪市立大学の久堀裕郎先生。
文楽プログラムで「ある古書店主と大学生の会話」を連載なさっている
文楽好きには超有名な先生です。

4月文楽では
・三段(須磨浦の段、瓢箪棚の段(切))、
・四段(杉坂墓所の段、毛谷村六助住家の段(切))
が、上演されています。

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レクチャーは

・作品の歴史
・過去の評価
・全体のあらすじ
・人物相関
・主要登場人物
・舞台(場所)、時間(季節)
・作者のねらい

これらを基礎知識としてご説明頂いた後で
浄瑠璃、文楽としての聴きどころ、見どころのお話をたっぷりと。

文楽のログラムは情報量が多くてとても助かるのですが
それだけでは補いきれない事もあり、そのへん、わかりやすくお話頂けて
とてもスケールの大きなお話というのが理解できました。

下記は私のメモです。

・お園
吉岡一味斎の娘、実子ではない。
伊勢参宮の途中で一味斎に拾われた時に千鳥の香炉を持っていた。
恐らくそれは秀吉家臣 仙石秀久が太閤殿下より賜った物。
つまり、お園は豊臣家 家臣ゆかりの子(豊臣方)

・京極内匠
拾われ子、実は明智光秀の遺児

・瓢箪棚
豊臣秀吉のアイコン

・蛙丸
小田の重宝である刀=織田信長のアイコン

・季節
須磨浦⇒盆前⇒瓢箪棚の季節がわかる
瓢箪棚⇒お盆⇒亡霊を出す

・場所
小来栖村⇒光秀死没地

こういった事を登場人物の動きや物語に重ねてみれば
かなりわかりやすくなると思います。

彦山権現誓助太刀は女武道の園がイケメン許嫁の助けを借りて
育ての親一味斎の敵討ちをするというお話ですが、その中には
豊臣秀吉ゆかりの者が、織田信長の敵である、光秀の遺児をやっつけるという
スケールの大きな仇討ちが描かれているのでした。

先生のお話を聞かんかったらわからんかった事です。

鬼鳥庵さんはビルの4階で、階段を上がらなアカンので
すっ転んだらご迷惑かけると思うてなかなかよう行かんかったんですが
思い切って伺って良かった。

先生、お世話下さったスタッフの皆様、ありがとうございました。

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座学のあとは三段目を幕見で。
お席が取れてラッキーでした(*´ω`*)

◆須磨浦の段

咲寿君、小住さん、良かった。
「母さまいのう」で泣いてしもた(´;ω;`)ウッ

◆瓢箪棚の段

中:希さん、寛太郎君良かったです。

お若い太夫の皆さんが今回はとても良い感じです。
ウチは太夫から一番遠い席やったけど
色んな意味で、しっかり届きました。

奥:

津駒さん、藤蔵さん、一段たっぷり!

藤蔵さんがムン!ムン!と唸り、
それに負けまいと津駒さんもパワーアップ。
藤蔵さん、清公さんを従え2人で挑みかかり
津駒さん、怒涛の応戦

舞台では和生お園が着物をはだけ、鎖鎌を振り回し
玉志内匠が瓢箪を切りまくって飛び降りる

めちゃめちゃ面白かったです(*゚∀゚)=3

今週はいつものお席で見る予定なのでもっとド迫力やと想います。
楽しみです(^^)