10月21日は「ザ・グレイト文楽」19時の部に寄せていただきました。

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綿秋文楽公演を前にした特別企画です。
チケットは発売開始直後にあっという間のソールドアウト。
そんな中、なんとか一枚ゲット出来たのは嬉しいことでした。
お席14番3列にて。

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◆無伴奏チェロのための「BUNRAKU」

チェロ×文楽人形のコラボです。
勘十郎さんが遣うのは関寺小町。

舞台演出も普段の文楽では使わない照明等が使われていて
今まで観たことのない、不思議なアートを鑑賞しているかのようでした。

チェロが出だしに三味線の手を遣っていましたが
あんなふうに奏でる事も出来るんやと、ちょっとびっくり。

文楽以外の芸能に馴染みのないわたくしにとっては
かなり前衛的と思える舞台でしたが、美しかったです。

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◆花競四季寿

素敵でした。
これが文楽や、これが文楽の美しさや、
これを私は待っていたのやと
心から嬉しく思えた素晴らしい文楽でした。

◆床

美しかったです。

太夫は、絶好調の錣さんを中心に、
織さん、小住ン、碩君と、
これからの文楽を担う、若き美声の太夫が並び

お三味線は、トメの宗助さんと清志郎さんに支えられ
寛太朗君がシンで気張らはりました。
錦吾君、燕二郎君も、ちゃんと役目を果たしてた。

清志郎さんは、お三味線を弾かれるお姿が
清治さんに似てらした。
この方のお三味線は、一撥一撥が、そして、その間が美しく、
今回もうっとりとさせられたことでした。

◆手摺

【万才】
玉翔君、簑太郎君、ともに人形を大きく遣っていました。
初春らしい華やぎと明るさ、楽しさに、
文楽が帰ってきた喜びが重なって
嬉しくて可笑しくて、くすくす笑うておりました。

【海女】
つれない男、おもうように行かない恋に
思い煩う若い海女の瑞々しい色気
簑紫郎君、さわやかな遣いでした。

勘介蛸は、スカートめくりをする男子のようで
可愛かった(*´ω`*)

【関寺小町】
風姿花伝、第三、問答篠々(八)
「萎れたると申す事、花よりもなほ上の事にも申しつべし」
とあります。

この段はまさしくこれで、
萎れた関寺小町を表現するのは
とても難しいのだと思いますが
儚くて哀れで美しくて、
とても素敵でした。

飛ばされた短冊を追いかけ拾う姿には
春そして夏=若かりし頃への執着が垣間見えて
胸を押さえつけられるようでした。

 【鷺娘】
春・夏・秋と、始まりを祝い、盛りを迎え、枯れた後に訪れる
冬は、人ならざるもの、鷺の精が雪の中で無邪気に遊びます。

簑紫郎君、とてもよろしゅうございました。
大きく、鷺が雪の中で羽ばたくように遣われていた。

感情から解き放たれた無邪気さ
次に訪れる春、新たな季節を待つ楽しさ
それが鷺娘の舞に重なっておりました。

四季目前にありがたや、雨土恵みの、青人草の、
雨土恵みの青人草の、尽きせぬながめぞ、楽しけれ。

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綿秋文楽公演が無事に開催されますように

今週末、10月31日から、いよいよ文楽の本拠地
国立文楽劇場で綿秋文楽公演が開催されます。

どうか何事もなく、無事に開催されますように。
良い文楽でありますように(^人^)