7月30日は文楽劇場へ
夏休み文楽特別公演第三部 夏祭浪花鑑 
三段目(鳥居前)/六段目(三婦内)/七段目(長町裏(泥場))へ伺いました。

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夏祭浪花鑑は、泉州堺の魚売りが起こした殺人事件を下敷きに
歌舞伎で上演された「宿無団七」を先行作品として成立した
九段続きの世話物です。

現在でも夏狂言として人気が高く、三年に一度くらいの頻度で、
もっぱら鳥居前、三婦内、長町裏が上演されています。

この三段の全体像や人物相関に関しては、図にまとめてみましたので
よろしければご覧下さいませ。
⇒夏祭浪花鑑 登場人物相関図、作品概要、床本リンクなど

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PDFはこちらからご覧頂けます。

芝居を楽しむガイドとしては、公式プログラムはもとより
技芸員さんの芸談や、いろんな方が書かれた解説がございますので
合うものをご覧になっていただくのが良いかと思います。

歌舞伎でも人気の演目ですから、両方を観劇して
違いを楽しむのもよろしいかと。

物語の舞台は国立文楽劇場の界隈ですので
感染症の問題が終息した暁には、熱中症に気をつけながら
高津宮や日本橋界隈を散策してからレイトショーというのも
楽しいんちゃうかな。

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お席2列14番にて

この日の文楽は、緊張感を持って、ぐっと立ち上がった
とても大きなエンタテイメントでございました。

床は最初から最後までピシっと一本に繋がり
手摺は立役も女形も強い布陣で義太夫を受けて立ち
三業が技をぶつけ合ってダイナミックに浪花の侠客の世界を
描き出していた。

どの段もよろしゅうございましたが、
特に長町裏は圧巻でございましたね。

お見事でございました。

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祭囃子、だいがくの灯り、そしてお神輿。

わたくしたちの暮らしの中に、普通に存在した「祭り」が
できなくなって1年半が経ちます。

そんな中で、この芝居を上演してくれて嬉しかった。

祭りは文楽劇場にありました。
ありがとうございました。

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8月21日には素浄瑠璃の会が開催されます。
そして9月には東京公演、10月末からは綿秋公演が始まります。

どうか無事に初日を迎えられますように。

技芸員の皆様、関係者の皆様、そして観客の皆様の
ご健勝を祈念しております。
必ずお元気でいて下さいますように。