4月23日は文楽劇場へ
4月文楽公演第三部 傾城阿波の鳴門へ伺いました。

otsuru

傾城阿波の鳴門は、近松門左衛門作「夕霧阿波鳴門」を
近松半二らが翻案した全十段の時代物です。

物語の全体像は阿波徳島藩のお家騒動を軸とした「ザ・時代物」
なのですが、原作をあたっていないので説明が叶いません。

今回の上演は八段目「十郎兵衛住家の段」。
昭和63年3月以来33年ぶりに文楽本公演にかかったそうな。

この段の粗筋は下記リーフレットの紹介文が分かりやすいかと思います。

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お席2列16番にて

【床】

碩くん、燕二郎くん、
御簾内ではございましたが、よいお浄瑠璃でございました。

千歳さん、富助さん
泣いた。溜まってたモン全部流れるほど泣かされました。
おつるは健気でかわいそうやし、
母と名乗れず娘を立ち去らせるお弓は悲しすぎて
両手で手ぬぐい握りしめて嗚咽をこらえておりました。

靖さん、錦糸さん
錦糸さん、やっぱり素晴らしい。
残酷な段やのに、お三味線の音色が美しゅうて。

靖さん、少し難しゅうございましたでしょうか。
ご精進くださいますように。

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【手摺】

勘十郎さん 
お弓のあの動きは、重の井子別れの2人と同じ、
実際のそれやない、心を表したもんやと思います。
浄瑠璃に遣いが重なって、よじれるようなお弓の苦しみが、
まるで我が事のように胸に伝わって来たことでした。

勘次郎くん 
健気なおつるちゃん、よう遣えてた。

玉佳さん 
十郎兵衛、急なことで、難しゅうございましたでしょうか。
この経験が必ず次に繋がりますように。

亀次さん、飛脚、捕手の皆さんもよかったです。

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4月文楽公演は千穐楽を1日残して幕となりました。

今はただ、この状況が早く終息に向かい
1日も早く、平和な日々が訪れることを願うばかりです。

5月には東京公演、そして6月には鑑賞教室、若手会がございます。
どうか初日が迎えられますように。

技芸員の皆様、関係者の皆様、そして観客の皆様の
ご健勝を祈念しております。
必ずお元気でいて下さいますように。