文楽とか浄瑠璃とか

文楽のことなど徒然に

カテゴリ: 文楽&浄瑠璃:登場人物相関図

傾城反魂香(けいせいはんごんこう) 土佐将監閑居の段 
登場人物相関図を描きました。
※写真が入ってるのが、この段の登場人物です。
PDFはこちらからご覧いただけます。
keiseihangonkou

作品概要
原作:けいせい反魂香
作者:近松門左衛門
初演:宝永5年(1708年)大坂竹本座
改作:名筆傾城鑑
   吃の段=土佐将監閑居の段
作者:吉田冠子、中邑閏助(中邑阿契) 三好松洛
初演:宝暦2年(1758年)大坂竹本座
分類:時代物 
構成:三巻

あらすじ解説
み熊野ネット 浄瑠璃「傾城反魂香」

床本集
傾城反魂香 「土佐将監閑居の段」

※出典:ようこそ文楽へ-鶴澤八介メモリアル 「文楽」ホームページ

図書館デジタルアーカイブ検索結果
国立国会図書館デジタルコレクション「傾城反魂香」検索結果
大阪市立中央図書館デジタルアーカイブ「傾城反魂香」検索結果

主な登場人物とかしら名(※1)

土佐将監     鬼一(きいち)
浮世又平     又平(またへい)
女房おとく    老女形(ふけおやま)
狩野雅楽之介   源太(げんだ) 
将監女房     婆(ばば)
修理之介     若男(わかおとこ)

※令和2年初春公演パンフレットより

けいせい反魂香VS名筆傾城鑑の主な相違点
(参考文献1より)

1)女房の名 けいせい反魂香:なし/名筆傾城鑑:おとく
2)雅楽之介の注進内容
3)エンディング吃りが治る部分の増補
  (床本 将監声かけ、待て/\両人以下段切まで)

み熊野かげろふ姿 冒頭

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【意訳】
惜しくてたまらない。夜が明けてしまうのが。
今こうして私たち夫婦の間に咲いている花ですら
ただ一夜の夢の景色でしかないというのに
何も知らない夫が哀れで悲しく
私には泣くことしかできない。
昔は朝の身支度に、髪や裾に留めては
そよ吹く風に香りを漂わせ色めかせた香も
今は線香として香炉に立ち
反魂香として、くゆっているなんて。

参考文献・講座・ウェブサイト

1) コテンゴテン作品解説講座@鬼鳥庵(2020年1月12日)
   「祝襲名!傾城反魂香」聴きどころ見どころ
    講師:大阪市大 久堀裕郎教授 
2) 第157回文楽公演 令和2年1月プログラム・床本
3)鑑賞日本古典文学〈第29巻〉近松:大久保忠国編(昭和50年/角川書店)
4)み熊野ネット 浄瑠璃「傾城反魂香」


心中天網島 登場人物相関図 描きました。
PDFファイルはこちらからご覧いただけます。

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作品概要
題 名:心中天網島
作 者:近松門左衛門
初 演:亨保5年(1720年)12月6日 
初演座:大坂竹本座
分 類:世話物
構 成:三巻

あらすじ解説
文化デジタルライブラリー 近松門左衛門 心中天網島
文楽ポータルサイト 楽文楽 らくぶんらく 心中天網島

床本集
北新地河庄の段
天満紙屋内の段
大和屋の段
道行名残の橋づくし

※出典:ようこそ文楽へ-鶴澤八介メモリアル 「文楽」ホームページ

図書館デジタルアーカイブ検索結果
国立国会図書館デジタルコレクション「心中天網島」検索結果
大阪市立中央図書館デジタルアーカイブ「心中天網島」検索結果
レファレンス協同データベース/レファレンス事例詳細/「心中天網島」について知りたい。

主な登場人物とかしら名(※1)

紙屋治兵衛    源太(げんだ) 
紀の国屋小春   娘(むすめ)
女房おさん    老女形(ふけおやま)
粉屋孫右衛門   孔明(こうめい)
江戸屋太兵衛   陀羅助(だらすけ)
五貫屋善六    手代(てだい)
倅勘太郎     男子役(おとここやく)
娘お末      女子役(おんなこやく)
おさんの母    婆(ばば)
舅五左衛門    舅(しゅうと)
丁稚三五郎    丁稚(でっち)
下女お玉     お福(おふく)

※令和元年11月公演パンフレットかより

舞台となった場所
※現在も訪れる事が出来る場所

心中天網島「地図で見る道行き名残の橋づくし」
※文化デジタルライブラリー 近松門左衛門 

外題(タイトル)について(※1)

外題に関して、「心中天網島」の「天の網」は
「天網恢恢疎にして漏らさず」から来ているという解説を
よく見かけますが、それだけでは少し言葉足らずではないかと
感じます。
下記に鑑賞日本古典文学〈第29巻〉近松から、
大久保忠国先生の解説をご紹介します。
近松は決して心中を冷たい目で見てはいないということが
よく分かるかと。ぜひご一読下さいませ。

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出典:鑑賞日本古典文学〈第29巻〉近松 P262-263
大久保忠国編(昭和50年/角川書店)

参考書籍(※1)

心中天の網島 廣末保著(S58/3 発行)
鑑賞日本古典文学〈第29巻〉近松 大久保忠国編(S50/角川書店)
新潮日本古典集成/近松門左衛門集 校注:信多純一(S61/10/10発行)
演劇界増刊 近松門左衛門の世界 (S61/7/15発行)

********
凡例

無し:2019/11/13更新
※1:2019/11/27追記



夏祭浪花鑑 登場人物相関図 描きました
PDFはこちらからご覧頂けます。
natsumatsuri
作品概要

題 名:夏祭浪花鑑
作 者:並木千柳・三好松洛・竹田小出雲
初 演:延享2年(1745年)7月 
初演座:大坂竹本座
分 類:世話物
構 成:全九段

あらすじ解説

文化デジタルライブラリー 夏祭浪花鑑

床本集

住吉鳥居前
内本町道具屋
釣船三婦内
長町裏

※出典:ようこそ文楽へ-鶴澤八介メモリアル 「文楽」ホームページ

図書館デジタルアーカイブ検索結果
大阪市立図書館デジタルアーカイブ「夏祭浪花鑑」検索結果
国立国会図書館デジタルコレクション「夏祭浪花鑑」検索結果
国文学研究資料館 近代書誌・近代画像データベース「夏祭浪花鑑」検索結果

主な登場人物とかしら名

釣船三婦     釣船(つりふね)
団七九郎兵衛   文七(ぶんひち)
一寸徳兵衛    検非違使(けびし)
玉島磯之丞    源太(げんだ) 
団七女房お梶   老女形(ふけおやま)
三婦女房おつぎ  老女形(ふけおやま)
徳兵衛女房お辰  老女形(ふけおやま)
傾城琴浦     娘(むすめ)
こっぱの権    端敵(はがたき)
なまの八     端役(はやく)
大島佐賀右衛門  端敵(はがたき)
倅市松      男子役(おとここやく) 
役人       検非違使(けびし)     
三河屋義兵次   虎王(とらおう)・舅のガブ(しゅうとのがぶ)

※平成27年7・8月公演パンフレットから 

舞台となった場所
※現在も訪れる事が出来る場所
高津神社:大阪市中央区高津1-1-29
住吉大社: 大阪市住吉区住吉2丁目 9-89

浴衣の縞柄

       団七縞
danshiti_jima
       徳兵衛縞
tokubei_jima




This is the Character correlation diagram of Sonezaki Shinju (Lover's double suicide in Sonezaki) Very famous title of  Bunraku, Joruri and Kabuki. 
*You can see by PDF from here.

sonezaki_EN

Overview

Title                      : Sonezaki Shinju
Author                  : Chikamatsu Monzaemon
First performance  : May 7, 1703
Premiere               : Takemotoza, Osaka, Japan.
Classification         : life and manners drama
Composition          : Three volumes

Outlena
Outline is here 

How this story was created? 
This story was created based on the actual incident that occurred about 300 years ago. "Tokubei" who is an assistant manager of soy sauce shop Hiranoya and "Ohatsu" who is a prostitute of Tenmaya were double suicide at the forest of Sonezaki, Osaka in April 7, 1703.  Chikamatsu Monzaemon has dramaized the incident and wrote out the Joruri which is a kind of screenplay for Bunraku soon. The first performance was held just only one month after the sad suicide occurred.


Character and Kashira (The head type name of Bunraku puppet)
Character....................Kashira
Tokubei.......................Genda
Ohatsu........................Musume
Kuheiji ........................Darasuke
Tyozo .........................Detti
Otama  .......................Ofuku
Hillbilly  guest............  Hayaku
TENMAYA Owner .....  Hayaku
Prostitutes ...................Musume

Explanation : The first part of "Michiyuki".

sonezaki_EN_01
"Michiyuki" means going on the road or travel in Japanese. In the Joruri and Bunraku, it means the scene that man and women (lovers) having journey together. The final chapter of Sonezaki Shinju begins with the lovers Michiyuki. This lyrics especially first part is very sadness and beautiful. I'd like to try to explain about the meaning of this part.

Original * Reading * Meaning

sonezaki_EN_02
Meaning of each word
sonezaki_EN_03

Translation

This world we live in will be the end,
And tonight will be also the last night.
We are heading for the death.
It seems like frost on the way to the place to bury the dead.
That(light of life) fade away with each step we take(and close to the end).
It’s evanescent and pitiable like a dream in a dream.


Places belonging with this story
*You can visit today.

Ohatsu Tenjin(Tsuyu no Tenjinja) 
2-5-4 Sonezaki Kita-Ku, Osaka 530-0057
Hours:6:00 to 24:00(Shrine Office 9:00 to 18:00)
Admission : Free

Ikutama Shrine
Ikutamacho, Tennoji Ward, Osaka City, Osaka Prefecture, 543-0071
Hours : 9:00 to 17:00
Admission : Free


曽根崎心中 登場人物相関図 描きました。
PDFはこちらからご覧頂けます。

sonezaki



作品概要

題 名:曽根崎心中
作 者:近松門左衛門
初 演:元禄16年(1703年)5月7日 
初演座:大坂竹本座
分 類:世話物
構 成:三巻

あらすじ解説

文化デジタルライブラリー 近松門左衛門 曽根崎心中
文楽ポータルサイト 楽文楽 らくぶんらく曽根崎心中

床本集

生玉社前の段
天満屋の段
天神森の段

※出典:ようこそ文楽へ-鶴澤八介メモリアル 「文楽」ホームページ

図書館デジタルアーカイブ検索結果
国立国会図書館デジタルコレクション「曽根崎心中」検索結果

主な登場人物とかしら名

手代徳兵衛   源太(げんだ) 
天満屋お初   娘(むすめ)
油屋九平次   陀羅助(だらすけ)
丁稚長蔵    丁稚(でっち)
女中お玉    お福(おふく)
田舎客     端役(はやく)
天満屋亭主   端役(はやく)
天満屋遊女   娘(むすめ) 

※平成29年4月公演パンフレットから 

舞台となった場所
※現在も訪れる事が出来る場所

露天神(お初天神)大阪市北区曽根崎2丁目5番4号
難波大社 生国魂神社 大阪府大阪市天王寺区生玉町13-9
大坂三十三観音霊場(個人サイト「ニッポンの霊場」へリンク)

道行き冒頭
sonezaki_EN_01
※意訳
今、生きている此の世も、そしてこの夜も、もう終わりやなあ
死へと向かう この身を例えるなら
まるで埋葬地へと続く道に降りた霜みたいなもんや
一足進むごとに踏まれて(命の灯火が)消えて行く
まるで夢の中の夢のように 儚く哀れやなあ



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