文楽とか浄瑠璃とか

文楽のことなど徒然に

カテゴリ: 資料的なもの

This is the Character correlation diagram of Sonezaki Shinju (Lover's double suicide in Sonezaki) Very famous title of  Bunraku, Joruri and Kabuki. 
*You can see by PDF from here.

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Overview

Title                      : Sonezaki Shinju
Author                  : Chikamatsu Monzaemon
First performance  : May 7, 1703
Premiere               : Takemotoza, Osaka, Japan.
Classification         : life and manners drama
Composition          : Three volumes

Outlena
Outline is here 

How this story was created? 
This story was created based on the actual incident that occurred about 300 years ago. "Tokubei" who is an assistant manager of soy sauce shop Hiranoya and "Ohatsu" who is a prostitute of Tenmaya were double suicide at the forest of Sonezaki, Osaka in April 7, 1703.  Chikamatsu Monzaemon has dramaized the incident and wrote out the Joruri which is a kind of screenplay for Bunraku soon. The first performance was held just only one month after the sad suicide occurred.


Character and Kashira (The head type name of Bunraku puppet)
Character....................Kashira
Tokubei.......................Genda
Ohatsu........................Musume
Kuheiji ........................Darasuke
Tyozo .........................Detti
Otama  .......................Ofuku
Hillbilly  guest............  Hayaku
TENMAYA Owner .....  Hayaku
Prostitutes ...................Musume

Explanation : The first part of "Michiyuki".

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"Michiyuki" means going on the road or travel in Japanese. In the Joruri and Bunraku, it means the scene that man and women (lovers) having journey together. The final chapter of Sonezaki Shinju begins with the lovers Michiyuki. This lyrics especially first part is very sadness and beautiful. I'd like to try to explain about the meaning of this part.

Original * Reading * Meaning

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Meaning of each word
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Translation

This world we live in will be the end,
And tonight will be also the last night.
We are heading for the death.
It seems like frost on the way to the place to bury the dead.
That(light of life) fade away with each step we take(and close to the end).
It’s evanescent and pitiable like a dream in a dream.


Places belonging with this story
*You can visit today.

Ohatsu Tenjin(Tsuyu no Tenjinja) 
2-5-4 Sonezaki Kita-Ku, Osaka 530-0057
Hours:6:00 to 24:00(Shrine Office 9:00 to 18:00)
Admission : Free

Ikutama Shrine
Ikutamacho, Tennoji Ward, Osaka City, Osaka Prefecture, 543-0071
Hours : 9:00 to 17:00
Admission : Free


曽根崎心中 登場人物相関図 描きました。
PDFはこちらからご覧頂けます。

sonezaki



作品概要

題 名:曽根崎心中
作 者:近松門左衛門
初 演:元禄16年(1703年)5月7日 
初演座:大坂竹本座
分 類:世話物
構 成:三巻

あらすじ解説

文化デジタルライブラリー 近松門左衛門 曽根崎心中
文楽ポータルサイト 楽文楽 らくぶんらく曽根崎心中

床本集

生玉社前の段
天満屋の段
天神森の段

※出典:ようこそ文楽へ-鶴澤八介メモリアル 「文楽」ホームページ

図書館デジタルアーカイブ検索結果
国立国会図書館デジタルコレクション「曽根崎心中」検索結果

主な登場人物とかしら名

手代徳兵衛   源太(げんだ) 
天満屋お初   娘(むすめ)
油屋九平次   陀羅助(だらすけ)
丁稚長蔵    丁稚(でっち)
女中お玉    お福(おふく)
田舎客     端役(はやく)
天満屋亭主   端役(はやく)
天満屋遊女   娘(むすめ) 

※平成29年4月公演パンフレットから 

舞台となった場所
※現在も訪れる事が出来る場所

露天神(お初天神)大阪市北区曽根崎2丁目5番4号
難波大社 生国魂神社 大阪府大阪市天王寺区生玉町13-9
大坂三十三観音霊場(個人サイト「ニッポンの霊場」へリンク)

道行き冒頭
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※意訳
今、生きている此の世も、そしてこの夜も、もう終わりやなあ
死へと向かう この身を例えるなら
まるで埋葬地へと続く道に降りた霜みたいなもんや
一足進むごとに踏まれて(命の灯火が)消えて行く
まるで夢の中の夢のように 儚く哀れやなあ



玉藻前曦袂 道春館 登場人物相関図描きました。
作品概要

題 名:玉藻前曦袂
下敷き:金毛九尾の狐伝承
作 者:近松梅枝軒・佐川藤太合作
初 演:文化3年(1806年)
分 類:時代物
構 成:全五段(三段目切:道春館)

あらすじ解説

文楽ポータルサイト 楽文楽 らくぶんらく
曽根崎心中

床本集

道春館
※出典:ようこそ文楽へ-鶴澤八介メモリアル 「文楽」ホームページ

図書館デジタルアーカイブ検索結果
国立国会図書館デジタルコレクション「玉藻前曦袂」検索結果
大阪市立図書館デジタルアーカイブ「玉藻前曦袂」検索結果

主な登場人物とかしら名

鷲塚金藤次  鬼一(きいち)
萩の方    老女方(ふけおやま)
初花姫    娘(むすめ)
桂姫     娘(むすめ)
采女之助   源太(げんだ) 
中納言重之卿 検非違使(けびし)

※平成27年10/11月公演パンフレットから 

図書館デジタルアーカイブ画像資料

azaji_shibai_03
国立国会図書館デジタルコレクション書誌ID:000000508453

艶容女舞衣 登場人物相関図描きました。
PDFはこちらからご覧いただけます。

hadesugata

作品概要

題 名:艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)
作 者:竹本三郎兵衛・豊竹応律合作
初 演:安永元年12月26日(1773年1月18日)
初演座:大坂豊竹座
分 類:世話物
構 成:全三段

あらすじ解説

coming soon

床本集

酒屋の段
※出典:ようこそ文楽へ-鶴澤八介メモリアル 「文楽」ホームページ

図書館デジタルアーカイブ
国立国会図書館デジタルコレクション「艶容女舞衣」検索結果
大阪市立図書館デジタルアーカイブ「艶容女舞衣」検索結果

主な登場人物とかしら名

親宗岸    定之進(さだのしん)
嫁お園    娘(むすめ)
舅半兵衛   舅(しゅうと)
半兵衛女房  婆(ばば)
茜屋半七   源太(げんだ)
美濃屋三勝  娘(むすめ)
丁稚長太   丁稚(でっち)
娘お通    女子役(おんなこやく)
五人組の頭  武氏(たけうじ)

※平成28年11月公演パンフレットから

お園のクドキ



今頃は半七様どこにどうしてござらうぞ。
今更返らぬことながら、私といふ者ないならば、
舅御様もお通に免じ、子までなしたる三勝殿を、
とくにも呼び入れさしやんしたら、
半七様の身持も直り御勘当もあるまいに、
思へば/\この園が、去年の秋の煩ひに、
いつそ死んでしまうたら、かうした難儀は出来まいもの。
お気に入らぬと知りながら、未練な私が輪廻ゆゑ。
添ひ臥しは叶はずともお傍にゐたいと辛抱して、
これまでゐたのがお身の仇。
今の思ひにくらぶれば、
一年前にこの園が死ぬる心がエヽマつかなんだ。
堪へてたべ半七様、私やこのやうに思うてゐる




続 文楽の研究、上の巻 研究と随筆 四「浪花女と文楽」では
映画「浪花女」の批評とともに、豐澤團平に関して、
その人となり、芸風、出生から三味線の名人となるに至るまでが、
詳しく紹介されています。

この中で筆者は、義太夫のシビアさ、その稽古が続けられる人の偉大さを
下記のように表現しています。

「義太夫というのは酒席の余技などとは全く違う、
 たとえ素人でも、義太夫の稽古をやり続けた人は人物である」

一例として、ある御仁の事を紹介なさっているのですが
非常に興味深かったので、ここに紹介したいと思います。

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出典:「続 文楽の研究」(三宅周太郎著)上の巻 研究と随筆  四「浪花女と文楽」

【下記要約】

道楽者でも、本式に義太夫を15年以上稽古しているなら
その人は道楽者とは言えない。
義太夫というのは洒落や冗談でできる余技ではない。

素人さえ、上手い下手は別として、これを二十年、三十年、
稽古している人は必ず一人物である。

あるところに某という人がいた。
この人は、質の悪い、下手な義太夫しか語れぬ人で、
彼の語る「今頃は半七さん」は「今、 頃は半、 七さん」となる
殺人的なものであった。

そのため、しばしば親戚が集り、親族会議を開いてまで、
彼に義太夫の稽古を止めさせようとした。
しかし、親戚一同からの懇願にも関わらず、
彼はそれを憮然と撥ね退け稽古を続行する。

起床は朝5時、すぐに冷水摩擦をした後、
義太夫の師匠を自宅に招き毎日稽古をした。
そして朝食を摂り会社に行く。

大抵の師匠は閉口頓首するが、お構いなしに
何度でも師匠を替えて稽古を続けた。

そして30年間やり抜いた頃、彼は某出版社の社長となり
巨万の富を得ていた。

このように、超がつくド下手な義太夫語りの某であろうとも
三十年間、親族の反対を押し切って義太夫を続けた不屈不撓の人格は
実業家として立派にものを言い、その業界の代表者となったのである。

*****************

▲要約ここまで

先日、大阪環状線に乗りながらここを読んでしまったんですが
その時、もう、笑いを堪えるのに大変でした(^0^)

想像してしもうたんです。

朝まだ暗いうちから冷水を浴び、しゅっっと褌を締め
洗いたての浴衣に着替えて神妙な顔で義太夫の稽古を始める。
緊張した空間、真剣な眼差し、その第一声が
「今、 頃は半、 七さん」。

ご家族は毎朝この方の義太夫で起きたでしょうし
ご近所にも聞こえていたでしょう。
真面目な御本人と周囲の様子を想像するともう笑いが抑えられず
電車の中で一人クスクス肩をふるわせ、
ヘンなおばはんになっておりました。

ちなみに、この章自体は、ゆるいところのひとつもない
シビアな興味深い内容で、うん、と唸る箇所も多いです。

なんでそんな所に、このような御仁の話を書いたのか
恐らく筆者は笑わせるつもりなど毛頭なく、
例としてこれほど最適なものはない!と大真面目で
紹介したのだと思います。

そんな筆者の姿が、この御仁にちょっと重なってしまい
稽古をなさっている方でも研究者でも
義太夫に関わる方って人物なんやなあと思いながら
その日一日、ふふっと思い出し笑いを繰り返したことでした。

続・文楽の研究 (岩波文庫)
三宅 周太郎
岩波書店
2005-09-16





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